人生初 スタッフロールが一番の衝撃だった映画
1月20日に久々に映画を見に行ってきました!
それがこちら!
「最黑暗的時刻」さいあんこくてきじこく〜!
先日意識高い系の知り合いがFBで絶賛していたので軽い気持ちで見に行ってきました。ちなみに日本語名は「ウィストンチャーチル〜ヒトラーから世界を救った男〜」です。
今回行った映画館はこちら。
MRT國父紀念館駅から北に行ったところにある大きい誠品書店の中にある映画館です。
多分台北の中で一番綺麗。 椅子も大きくてふかふか。優雅に映画を見たい方にはおすすめ。
海外生活で得したと思う事の一つは日本公開前よりかなり早く洋画が見れるところ!
まあその分中国語字幕、英語音声と戦い続けなければならないのですが。。
あと役者名が全部中国語表記になるのでいまいち誰か分からない。
スタッフロールでの驚きを書きたいのであえて中国語版の予告動画を貼っておきます。
日本語の題名そのまんまですが、昨年大ヒットしたダンケルクの戦いの時に首相に就任したチャーチルの物語です。あちらは戦場から、こちらは政府側から!
首相を引き継いで、ダイナモ作戦で兵士を無事退却させるまでの決死の4週間が描かれています。
予告編を見てもわかりますが、映像が美しい!
要所要所で光と影の使い方にほれぼれさせられます。
こことか。就任直後の二人の心の距離が出ているのかなと。
あとバッキンガム宮殿の美しさと、二人がランチ中にチャーチルの足下に来て食べ物くれとねだるコーギーの可愛さも必見。
作中何よりも魅力的だったのが、チャーチルの人間くささ。
奥さんの前で涙したり、おびえた犬のように部屋で一人で落ち込んでいる姿は、彼も政治家、首相である前にただの一人の人間なんだという事を思い出させてくれます。
既得権益にとらわれずに、何よりも国民のためにこの国の未来を真剣に考えて奔走するチャーチルはまさに漢の中の漢!イギリスで一番尊敬されている首相というのも納得しました。(勉強不足で、ここまですごい方だとは知らず。。)
またそれを支える奥さんも素敵で。忙しい夫の代わりに今まで一人で色々な困難を乗り越えてきたんだろうなと言う事が伝わって来たし、そこから来ているであろう肝の据わり方も同じ女性としてかっこいいなぁと思いました。
ただ途中途中気になって離れなかった事が。
「この主役の俳優誰だ?」
映画は普通の人よりは見ているはずなのに、全くもって分からない。
新人俳優?太った誰か?
誰?
誰...!?!!
イギリスのドラマに出てる俳優さんとか!?誰!?
疑問は募りつつも映画の本編が素晴らしかったので、見終えて余韻に浸っていたところスクリーンにでっかく映し出された文字に驚き。
「
Gary Oldman
」
は!?!!?!?!!!!
ゲイリーオールドマン!?!??!!
これがゲイリーオールドマン!!!!???
(びっくりしすぎたのでもう一回)
・・・・意味がわからないってばよ!!!
色々ググったらゲイリーオールドマンご指名で日本人メイクアップアーティストの辻一弘さんが専属で担当してチャーチルに変身させていたそうで!全く分からなかった。毛穴とか肌のたるみがリアルすぎてまた改めて驚きました。
こんな感じでメイクしてたのですね!
辻さんのお仕事、感動した!!
ヤフーニュースにもなってた。(この写真の辻さんの髪型が、ドラキュラのときのゲイリーオールドマンの頭の形に似ている・・・)
少しでも歴史に興味がある人に激しくオススメです。
ちなみに内容にあまりに感銘を受けてもっとチャーチルの事が知りたくなったので一番有名っぽいこの本もぽちっと買ってしまいました。
週末に読むの楽しみ。